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株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントって？悪徳株サイトではない？
株サイト「ミョウジョウ・アセット・マネジメント」はミョウジョウ・アセット・マネジメント株式会社が運営する会員制金融情報サイトとなっています。
2003年に設立され、現在（2018年7月）創業15年目となる老舗株サイトです。
運営体制は代表の菊池 真氏を含め４名と、少数精鋭での運営を行っているようです。
ただこちらは2011年12月時点の情報となっており、現在の人数については把握できませんでした。
代表の菊池 真氏ってどんな人物？
株サイト「ミョウジョウ・アセット・マネジメント」の代表である菊池 真氏は、大学卒業以来20年間以上一貫して、日本株式運用を中心に資産運用業務に携わってきた人物のようです。
以下、彼のプロフィールをご紹介します。
代表取締役 菊池 真
1990年早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業後、日本債券信用銀行（現あおぞら銀行）に入行。証券部にて日本株式、米国株式、内外債券、およびワラントの運用を担当。
1993年マーキュリー投資顧問（現メリルリンチ・インベストメント・マネジャーズ）入社。
シニア・ファンドマネジャーとして大手年金顧客の日本株運用を担当のほか、小売、素材、内需産業、自動車などの調査を担当。1999年ピーピーエム投信投資顧問（現ピーシーエー・アセット・マネジメント、英国プルデンシャルの運用子会社）入社。日本株チームのヘッドとして、運用、調査、トレーディングを統括と同時に自らも日本株ファンドの運用を担当。2003年ミョウジョウ・アセット・マネジメントを設立。
（株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントより引用）
菊池氏は株式運用に長く携わってきた者として、「日本人の日本株離れの進行」を懸念しており、日本株式を売買している投資家の役に立ち日本人の日本株離れの流れを止めることに少しでも寄与できたらと思い、個人投資家向けの業務を開始したそうです。
また、菊池氏は、日本株離れの最大の原因は「成功体験の少なさ」にあると考え、買い・売りで成功体験することが、日本株離れに歯止めをかけるためには不可欠だと考えているようです。
株式投資の役に立つため、株サイト「ミョウジョウ・アセット・マネジメント」では市場見通しや銘柄推奨だけでなく、需給分析に有効なデータを提供しているとのことでした。
金商登録のある正式な株サイトだった
株サイトを利用する上で外せないポイントなのが「金商登録の有無」です。
調べてみたところ、株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントは関東財務局長（金商）第1094号を受けている正式な株サイトということがわかりました。
▼関東財務局長HPより
金商とは「金融商品取引業者」の略で、正式な登録手続きを踏み認可を受けている投資顧問には、このように金商番号が与えられています。
投資顧問業を行うにあたり、「財務局」への登録は必須です。関東財務局長(金商)という、簡単に言えば投資助言をする為の免許が必要なのです。
ところが近年、こうした金商登録をしていないにも関わらず営業を行っている悪徳株サイトも多く見かけます。
このようなサイトは完全に違法となりますので注意が必要です。
富山、無登録投資顧問を初摘発 報酬２億、金商法違反容疑 （2009/05/13 20:30）
インターネット上で無登録の投資顧問業を営んだとして、富山県警生活環境課と高岡署は１３日、金融商品取引法違反の疑いで東京都練馬区関町北、自称投資コンサルタント西原彰男容疑者（３０）を逮捕した。
富山県警によると、株式投資のアドバイスを行う業者の登録を義務付けた２００７年の金商法施行後、無登録業者の摘発は全国初。県警は西原容疑者がホームページ（ＨＰ）上で募った全国の投資家約３０００人に投資情報を提供、総額約２億円の報酬を得ていたとみて裏付けを進める。
逮捕容疑は昨年１０月から今年２月にかけ、富山県の無職男性（４５）ら３人と契約。株式投資に関するアドバイスを行い、報酬を受け取った疑い。西原容疑者は容疑を認めている。
県警によると、西原容疑者は０６年ごろにＨＰを開設。投資家にメールマガジンで推奨銘柄などの株式投資情報を送信し、月額数万円の利用料を受け取っていた。
こうした悪徳株サイトに引っかからないためにも、金商表記は必ずチェックすることをおすすめします。
また、まれに悪質な株サイトの中には、架空の金商番号をHPに掲載しているケースもありますので油断はできません。
不安な方は、関東財務局長のHPから金商番号を照会してみると良いかもしれません。
推奨銘柄は”空売り銘柄”が主？
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントは、空売り推奨銘柄に特に力を入れているそうです。
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントは過去に日本株ロング・ショート・ファンドの運用助言をしていた経験から、以下のことがわかったといいます。
- ロング（買い持ち）よりもショート（空売り）のほうが的中率が高い。
- ロングよりもショートのほうが、思惑が外れたときの損失が小さい。
- 株価上昇が継続して、ショートが増えている銘柄のショートは絶対に避けるべき。
企業の発行済み株式は必ず誰かが保有していますが、一方で信用取引や貸株市場を通じてカラ売りされている株数は、全体のほんの一部です。
つまり、ロングの総量は常にショートより多いということになります。
予想と違った方向に物事が進んだ場合、人間はリスクを回避する方向の行動を取るといいます。
これを株式投資に当てはめると、ロングしている銘柄の株価が下落した場合、リスクを回避する行動は”その銘柄を売却する”ことであり、ショートしている銘柄の株価が上昇した場合は、ショートを買い戻すということになります。
ストップ・ロスを設定している場合や、信用取引の追証が発生した場合などでもこれは同様とのこと。
そもそも株価動向というのは需給により決定しています。需給の変化は、業績などファンダメンタルズの変化だけではなく、投資家のリスク回避行動からももたらされることもあります。
だからこそ、有利な状況の銘柄をショートすることで、的中率が高く外れたときの損失が少ない投資手法が有効だと言います。
”買い銘柄”は提供してくれる？
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントは、空売り銘柄だけでなく、買い銘柄もちゃんと提供してくれるようです。
通常の推奨銘柄は、投資機関１ヶ月から３ヶ月程度を想定しているとのこと。
また、短期推奨銘柄に関しては投資期間１ヶ月以内を想定しており、こちらは推奨アイデアがあるときのみの配信となるようですので、推奨銘柄がないときもあるとのことでした。
投資レポート会員への推奨銘柄は一定以上の流動性（出来高）があるものに限定しますが、双方向会員に対しては流動性に劣る銘柄も提供されるようです。
投資レポート会員と双方向会員って？
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントでは、有料プランとして「レポート会員」と「双方向会員」というものが用意されているようです。
「投資レポート会員」では、最低毎週1回以上定期的に投資レポートの発行およびデータが配信されるようです。
基本的にデータは会員サイトからダウンロードする形となりますが、その他にもメールの配信、郵送、ファックスなどで受け取ることもできるようです。
レポートの内容としては以下のものがあるようです。
- 日本を中心に世界の経済動向・市場動向
- 日本株についての投資戦略・アイデアの提供
- 日本株を中心に資産運用業界の動向
- 日本株を中心に株式の個別銘柄分析
- その他トピックス、お知らせ等
料金：3,240円（1ヶ月）
「双方向会員」は「投資レポート会員」のサービスを受けられるほか、以下にかかわる質疑応答をメールの送信、郵送、ファックス等の方法による文書で、1日に1回まで行うことができるようです。
- 資産運用業界にかかわる制度、仕組みおよび慣行
- 世界の経済動向・市場動向およびそれらの見通し
- 日本株式投資の業種配分および銘柄選択
- 日本株式個別銘柄の投資判断
回答は原則的にメールとなるようです。また、事前に予約が必要ですが個別面談相談も受けることができるようです。
料金：54,000円（1ヶ月）
上記2つのプランに加入している会員に提供しているサービスには以下のようなものがあるようです。
■レーティングポイント
セルサイド・アナリストのレーティングを、ストロング・バイを５、バイを４、ホールドを３、セルを２、ストロング・セルを１というように指数化し、平均値を出したものになります。こちらは毎月更新されているようです。
■コンセンサス業績予想表
アナリストカバレッジ7人以上の銘柄のコンセンサス業績のまとめのようです。こちらも毎月更新されているようです。
■需給分析データ
短期投資家の需給状況をモニターするためのデータとなっています。
内容としては以下3つのデータの閲覧ができるようです。
【１】 信用ネット買い残、売り残増減ランキング
時価総額1000億円以上、200-1000億円、50-200億円の3つに分けてデータを提供してくれるようです。
【２】 空売り報告上位銘柄ランキング
国内外機関投資家が利用する貸株を使ってのカラ売りのデータを集計し、上位銘柄を抽出したものとなっています。
【３】 貸株レンディング・レート
国内外の主にヘッジファンドが空売りをする際に利用する貸株の、銘柄ごとの貸株料（年率）となっています。
無料株情報は用意されている？
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントは基本的に会員制金融情報サイトのため、株情報の閲覧には有料会員になる必要があります。
ただ、調べたところどうやら以下の株情報については無料で閲覧することができるようです。
■相場のサイクル
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントでは、相場のサイクルは長期サイクルとして「上昇」「高値もみ合い」「下落」「安値もみ合い」の４フェーズあると考えているようです。各サイクルの期間は４−５年間とのこと。
こちらでは、長期サイクルをはじめとして、「上昇」「高値もみ合い」「下落」「安値もみ合い」といったそれぞれのフェーズの特徴について解説しているようです。
ただし、「中期サイクル」についてを読みたい場合は、有料の会員登録が必要なようです。
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントの口コミ・評判から実態を探る！
株サイトミョウジョウ・アセット・マネジメントの推奨銘柄の特徴などはわかりましたが、それも実際に利益に繋がっていなければ意味がありませんよね。
実態を探るには口コミが一番。ということで、株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントに関する様々な口コミを以下に集めてみました。
情報コンテンツの質は？
相場観をしっかりと解説してくれてる。マーケットコメントは目を通しておいて損のないコンテンツだよ
マーケットコメントは毎日目を通してる。しっかりと市場の動きを押えていてボリューム的のも満足。肝心の情報は？っていうとそこまででもないんだけど、一概に全然ダメとは言えないレベルかな。
サービス料金は高い？
投資レポート会員で一ヵ月3000円。これなら損しても痛くないし試しにやってみるかな。しっかりとした相場感を教えてもらえると嬉しいな。
レポート会員なら3240円か。それで一ヵ月様子を見れるなら安いか。
初心者には優しい？
株初心者です。ホームページを読んでみましたがチンプンカンプンでした(笑)もう少し知識が必要かもしれませんね。
しっかりした会社に思えるけど、サイト内が専門用語ばっかりで初心者の私には難しそうに感じた。もう少し勉強してからもう一度考えようかな。
しっかりと知識を持っている人にはいいかもしれませんが、私のような知識もない弱小投資家には合いません。ちょっとイメージしていたのと違いましたね。
利益は出る？
推奨銘柄も地味。そこまで利幅も稼げる情報でもないし、そろそろ他の投資顧問に乗りかえ時かな。
相場の考え方のコーナーや最新記事は情報を入手するのは使えるかも。提供銘柄についてはどうだか。正直あまり良いとは言えない。損失を取り戻したいがためにずるずる続けてるのが否めない。
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントの検証結果まとめ
株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントについて検証してきましたが、金商も取得しており、目立った悪評も見られない為、詐欺・悪徳株サイトということではなさそうです。
ただ口コミでもあったように、株サイト ミョウジョウ・アセット・マネジメントのサイト内の文章表記は株式投資に関する専門用語がたくさん羅列されているため、初心者には少々難しい印象を与えてしまうと感じました。
利益に関しても、そこまで大きな利幅にはならないようなので、あまり期待のできるものではないかもしれません。
サービス料金は最安のコースで3,000円から利用が可能なので、実力のほどが気になる方はまず一度お試しで登録してみるのもアリかもしれませんね。
